カテゴリ:コミック( 29 )

内田樹の研究室:『スピリッツ』療法

http://http://blog.tatsuru.com/archives/001027.php:title=
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現在週刊誌としては最大の発行部数に達した『ビッグコミック・スピリッツ』は読んでない方には想像もつかないだろうが、実に「コア」な漫画雑誌である(私のところには、名越先生のご厚意で、毎週小学館から送られてくる)。
読者層がものすごく狭い幅で限定されてのである。
つまり、十八歳から二十四歳くらいまでの就活中、NEET、引きこもりなど、将来が決まらないでうじうじしている男性読者をメインターゲットにした雑誌なのである(そんな雑誌があるんですよ。驚くでしょ)。
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引用部分は本論とは外れた部分ではあるのですけれど、一体何時からスピリッツは発行部数最大の雑誌になったか?という疑問で驚いてしまいました。青年漫画誌に限ればヤングマガジンかヤングジャンプの方が部数は上だったような気がします。スピリッツにはモフ、80's、たくなびや少し前まで連載していたルサンチマン、自殺少女隊等、18~24のNEETその他が読者層というはのは当たらずとも遠からずなのかもと思う所も有りますが、世の中にはもっと読者層が限定されすぎな雑誌はありますよね・・・。電撃大王とか(苦笑)
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by zefiro01 | 2005-06-08 21:34 | コミック

「SLAMDUNK 10 DAYS AFTER」DVD

到着しました。方眼紙12枚に印刷された、映像内で井上雄彦自信が描いていた黒板漫画のコンテが封入されています。目にする機会の少ないないものだけに嬉しいおまけですね。

チョークで描いた画というものもそれはそれで味が有るものだなと感心しましたし、自分で描いた黒板漫画を自分で消す井上氏と取り囲むスタッフ達の姿からは如何にもな「祭りの後」といった雰囲気が漂っているのですが、それが観にいかなかった人間の取り残されてしまった感を煽っているという意味で憎らしい作りの映像だったかな。
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by zefiro01 | 2005-06-07 23:54 | コミック

6/6の雑記

梶原あや にゃんこ Me!

ヤングガンガンで梶原あやが連載をはじめていたと聞いたのでそこだけ立ち読みをしてきました。お父さんお母さんに娘と猫という萌え系4コマではお決まりな家族の構成を採用しつつも、内容は血と狂気と欺瞞に満ち溢れたキチガイ達の宴という実にらしい雑誌の空気を読まない漫画で安心しましたが、流石に毒が強すぎる気も。

この漫画についてヤングガンガン公式サイトでは

読めばしあわせになる、ほのぼのコメディー第2回です。いつだって仲良し! そんな川瀬(かわせ)一家に暮らす、白ねこのみいはとってもしあわせ。今日もにぎやかな笑い声が満ちています。うれし楽し大好きな、読者のみんなにお贈りします。

などと、それは何処の平行世界の梶原あや作品ですか?、と言いたくなる位に漫画の内容とは真逆な紹介文が載せられているのですが、天然なのか素なのか兎も角、この文章を書いた人間も色々な意味で黒すぎると思います。

http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/lineup/index.html

月刊少年ジャンプ7月号 樋口大輔 Go AHEAD

昨日は期待したという趣旨の事を書いたのですが、今月号を読んでやはり駄目なのかしれないと思う自分がいます。

寄せ集めの素人集団が些細な出来事から一体感を持ってホッケーに取り組もうとする切っ掛けを掴むまでに至るまでの過程を描きたいのだなと言う著者の意図は良く判りますけれど、その過程があまりにも大雑把にすぎて興ざめしてしまうんですよね。

使われていない倉庫を勝手に借用してリンクを作る。ここまではまぁ。リンク狭すぎないか?だとかフェンスに相当するものが無いのでリンクをオーバーしたら床はコンクリだから怪我をする危険が・・・だとか扉を開けているとはいえ半袖姿で床にリンクを作れるほどの倉庫に入るのは無謀だろう等と疑問は色々と有るのですけれど、そこは漫画だからという事で個人的には許容範囲。

ただ、そこからおちゃらけていた弾みで閉じ込められて凍死の危機に陥ったから、ドアをパックで破壊し様という流れの無理やり感はどうなんでしょう、というかこの漫画パックを武器かなにかと勘違いしている奴等が多すぎて驚いてしまいます。常識で考えて壊れると思う方がどうかしていますし、そこで少年達が一致団結したという描写をみせられてもなぁという気分で・・・脱力してしまいました。今の樋口大輔氏は半分以上ネタ漫画の世界に足を突っ込みかかっている様な気がして少し心配になってきました。
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by zefiro01 | 2005-06-06 21:37 | コミック

週刊少年ジャンプ26号感想

切法師:新連載 中島諭宇樹
ネームが多すぎて紙面が煩く感じる。もう少し何とかならなかったのだろうか。主人公の幼年期と旅立ちを無難に纏めた第一話。石像でかすぎという事以外にはこれといって印象に残る物はないかな。良くも悪くも無難な立ち上がりだとは思います。

作中年を明言したという事は少しは歴史上の事件や人物とリンクをさせる意思があるという事なのだろうか。カインのように中華ファンタジーと見せかけて、中国的世界設定の意味が全く感じられない漫画は勘弁してほしい処。史実と絡める・史実に忠実であるかどうかという事に関しては割とどうでも良いのですが、作者が何故その様な設定を世界に対して与えたのかという事が読み手に伝わるような漫画であって欲しいとだけは思っています。

要するにゴーストだとかゴブリ(ン?)だとかいう固有名詞には物凄く違和感が有る、と、そいう訳ですね(笑)無理やり解釈をするのなら、南蛮との接触が行われた事により、西洋のオカルト的思想が流入する事になったのですが、ゴーストという言葉に対応する言葉や概念が当時の日本には存在しなかったので、そのままの言葉を日本語として取り入れた結果が作中での・・・等と屁理屈を述べる事も可能だとは思いますが、個人的には観なかった事として今後も対応していきたいと思っています。

因みに、作中年の1572年というと室町幕府滅亡の前年であり、織田信長が台頭してきた時期にあたります。戦国ファンタジーのお約束は何はともあれ信長ネタに尽きる訳ですがその辺りの歴史絡みの話はどう展開していくのかは個人的には少し気になったり。当分は人助けをしながらの旅道中という感じで話は進むのでしょうけど。
BLEACH
藍染の反乱の件など何事も無かったかのようなまったり具合が逆に怖い、死神達の日常描写。背骨一本で胴が繋がった状態でも一週間で運動が出切るまでに回復していたり、なのに雛森は酸素マスク(!)をつけて昏倒状態だったり、アレだけの謀議に加担しても一切お咎めなしだったり、隊長が一人になりたいと黄昏ている時に、自分の隊の事はほっぽらかして他の隊に出入りする副隊長だとか、石田の言動の全てだとか、突込みどころが多すぎてどうしてくれようかという感じですが、舞台裏では物凄い勢いで藍染対策を練っているのだと信じたい。というか信じさせてくれ。

そして今週の締めは何故かルキアが行方知れずに。また何者かに攫われていたりすれば大笑いですが、どうにも一人で物思いにふけるルキアを一護るが探し出して、二人きりの世界で大ポエム大会が展開されそうな予感が目に浮かぶのですが、多分気のせいだと思う事にしてこれからの一週間を生きていこうと思います。
カイン
切法師の所でも書きましたが、中国的世界設定をした意味が一体どこにあるというのだろうか?というのが気になる。内容や表現については、内水の前回作品が打ち切りという事もあるのだろうけれど優等生的というべきか教科書に忠実というべきなのか、この種の話のお約束を踏襲しすぎていてどうにもこうにも。作者なりの表現(意欲・もしくは作者的に表現者としては之だけは譲れないという何か)というものが、見えてこない作品というものは読んでいても面白いものでもないんだよな、とこの漫画を読んでいると強く思います。
タカヤ
ラストシーン、第一後は逆に渚がタカヤの後ろにいる(背負われている)構図にするのならタカヤに「当ててるのよ」と言わせるくらいの蛮勇をやって欲しかった(脱兎)
ワンピース
ソゲキングの存在が普通にスルーされていて笑った。
後列車両を切り離して敵を分断していたのは、事後処理をルフィ達に押し付けていると言うのはかなりアレですが、目的達成の為にはかなり効果的な作戦、とはいえ、逃げ場も隠れる場所も一部放棄してしまっているという諸刃の剣か。
DEATH NOTE
月君は流石に月だったといえる思考回路が素敵・・・なのですが、何でも有りな展開はエスカレートする一方ですな。一部とは異なった動きの有る・スケールの大きなな展開に二部はしたいという製作者の意思は伝わってくるのだけれど、何でもアリの度合いが強すぎて、逆にカタルシスを得る事が出来なくなってしまうという矛盾。匙加減の難しさを感じますね。
新しい死神の登場が現在のこの漫画の状況をどう好転させるのかに期待しておきましょうか。
ユート
レース中はユートの台詞・モノローグの類を一切抜きで修の目線からユートの現在と未来の可能性を描写。ショートの舞台でのユートは技術的な問題こそ有るけれど、それもそう遠くない内に克服可能な物のようでいますし、何よりレース後のユートが自分の滑りに対して振り返る事がなく吾川の事をひたすら気にしていおるので読んでいて、何処に主眼を置けばよいのかと落ち着かない気分にさせられます。それにしても幾ら年長者相手とはいえ、スケートを始めたばかりの初心者相手に殆ど互角の勝負をしていた修にとっては勝利したとはいえこの結果は結構きついものがあるような気が・・・。
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by zefiro01 | 2005-05-31 06:41 | コミック

ビッグコミックスペリオール12号感想

営業物語 番外編
サイバラがまたしても「自分にPLUTを描かせろ」ネタを描いていて余程の拘りがあるのか?と思ったのですが、欄外に「「上京物語」が「手塚治虫文化賞」短編賞を受賞。大賞は「PLIUTO」」とあって納得。そういう事なら仕方がないやね(笑)「いつまで読んでもまざんねぇ交響楽みたいなまんが」という核心を突き過ぎな浦沢漫画評も素敵過ぎなのだが、その代償が次号掲載予定の西原版PLUTO・・・このオチは流石に予想できませんでした(笑)
医龍
先週、少しだけいい人っぷりを見せものの、流石に(ミキへの一方的な)愛に生きる男木原ちおしては朝田の活躍にいたたまれないもの感じたのか、朝田達の緊急手術のことを野口に御注進。バチスタ手術が野口への氾濫である事をしかkりと見抜いている等、地道に唯のピエロではない事を読者にアピールしているもののやはり小物感は拭えないですな。

今週、何より熱かったのは、幼児の血管バイパス手術という難しい仕事を滞りなく行う朝田の技量を目の前にしての、純粋な興味と感嘆を示す伊集院と自分の限界を悟り「もし自分に朝田並みの技量があったなら・・・」等と発送が常に後ろ向きな加藤ちゃんの対比ですね。以前の朝田の「外科医のピークは35歳」発言と加藤の年齢が36歳という事を重ね合わせると、なんというかこう色々な部分で加藤は辛いだろうなと思い知らされてますよね。逆に伊集院は凡人ながらも朝田の背中を追って(そこまで描かれる事はないだろうけれど)腕の良い医者としてそれなりの未来が開けている事が暗に描かれている訳で。やはり加藤には教授になって院内政治に手腕を振るう方向でしかこの漫画内での道は開かれていないな、と思わせた所で、教授会での野口の反撃で今号は締め。野口に権力の亡者呼ばわりされた加藤の選挙改革案の真偽の結末がどうなるのか目が離せませんね。
MOONLIGHT MILE
アメリカやEUの力を借りずに宇宙に上がると宣言した吾郎が、既に現場から退いたと思われる技術者達を密かに東京湾に浮かぶタンカーに集めて披露したものはH2Aロケット。これは熱い展開ですね。前号での理代子とロストマンとの会話の通りに想像のつかない手を講じてきましたね。問題はこのロケットを打ち上げる場所がどこに有るのか、果たして既に過去のものとなった技術で本当に宇宙へ上がれるのかというところですが・・・。
覇ーLORD-
黄巾軍1万を前に雑兵百で足止めをせよと死出の片道切符を渡された二人の口から語られる揺るぎの無い曹操への信頼に揺らぐ関羽。苦悩キャラとして描かれる関羽というのはかなり新鮮で、確固とした信念と強さを備えた劉備と、へたれた張飛とで丁度良いバランスに収まっている事に今更ながら気が付かされる。呂布との一騎打ちの舞台が用意されたりと寧ろ関羽が主人公でも良い位の按配だ。その一方で曹操陣営から逃亡した張角は謎の身分の高そうな女性と接触。こちらはこちらで一波乱有りそうですが、相変わらず先行きが不透明すぎて逆に盛り上がってくるものがないというか…。


チェーザレ 感想
天然と言うべきなのか空気の読めなさぶりで次々といらぬ苦労を招き寄せる主人公と、その都度助け舟を出してくれるチェーザレ。チェーザレはミケロットから伝え聞きいた主人公の才に興味を持ったという解釈で大丈夫なのだろうか。作中描写では主人公がそこまで魅力的な人物だとは俄かには信じられないのですが。フランス人に向かって「今でも槍を投げているのか?」等とあの場所で問う事等寧ろ常識の一部が欠落しているような気が。日本の事はスシとニンジャしか知らない米国人みたいなものか?

それにしても月1連載の割には話の進め方が遅いのが少し気になります。今後、特に1492年以降はチェーザレやイタリアの情勢が大きく動き出し、公私共に興味深い出来事も多々起こる訳ですが、流石にこのペースの連載だと全てを描く訳にもいかないでしょう。チェーザレに纏わる数々の逸話の取捨選択をどう行っていくくのかは難しい選択になりそうですね。
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by zefiro01 | 2005-05-31 06:40 | コミック

ピアノの森 4~6巻


アッパーズ掲載時代を知らない自分にとっては誉子の登場や海のコンクール出場の顛末が描かれる4~6巻を読んで漸く現在のモーニング掲載エピソードと繋がったという実感が得られた。1~3巻も充分すぎる程に面白かったですが、5.6巻でのコンクールが開始されてからは著者の漫画表現には息を呑まさる程の凄みを感じる。その指先一つで自分と世界を一新させる事も出来得る壇上のピアニストと、ピアニストに向けられる大人たちの様々な感情が、カイ・修平・誉子それぞれの演奏を契機に揺らめき動いてゆく描写が圧巻。そして音楽の力で一時だけ世界を変え得る事の出来たピアニスト達も、演奏が始まる前と終わった後ではただの年齢なりの問題や悩みに一喜一憂する少年・少女に過ぎず、他のピアニスとの奏でる音の世界に身を委ねるだけの存在だというギャップが齎すカタルシスが良いですね。演奏を通じての、カイの覚醒や、修平の周囲の評価とは裏腹な落胆、誉子の覚悟とカイを追いかける決意等見所が多かったですね。コンクール予選でのカイと誉子の演奏場面ではかなり涙腺が怪しくなりました。しかし、より凄いと思うのはカイの覚醒場面で散々盛り上げておいて、それでもまだ燃え尽きずに漫画が続いている事の様な気も・・・・(笑)
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by zefiro01 | 2005-05-25 00:45 | コミック

チーズスイートホーム ポケットコレクションBOX

http://www.bidders.co.jp/pitem/49455458
これはとてもとても購買意欲をそそるなアイテムですね。チーかわいいよチー。
そしてこのページではさりげなく単行本2巻が8月発売との告知が。講談社よりも早いよ(笑)
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by zefiro01 | 2005-05-23 13:01 | コミック

三つ子の電車男


秋田書店から漫画版電車男の単行本2冊が発売されていたので購入しました。ヤングチャンピオン掲載の道家大輔版は誌上で追いかけていましたが、チャンピオンRED・渡辺航版はこれが初読です。漫画版電車男は今の所は4作品あるのですけれど、デザート版は自分の検索力では掲載雑誌自体を発見できていない事もあり未読ですが、秋田書店版二作に先行して漫画化された小学館・原秀則のものと合わせてこれで漫画化された電車男は3作品読んだ事になります。

3作品を読んだ感想としては、ベテランらしく電車視点で原作のストーリーを丁寧に但しやや淡白に描く原、大味で勢い任せな部分は目立つものの住人側の視点を主として描く事で、数多の無名の住人達の共同作業と共同意識の結果の産物であるスレッドの雰囲気というものが描けている道家、電車男本人のリアクション芸や独自エピソード、各種小ネタを大幅に盛り込んでオタク的に過ぎる嫌いは有るけれども漫画的な面白さを描こうとしている渡辺版、と、夫々原作を同じとしながらも、原作の作品解釈やアイディアの捻出に際しての制約というか敷居の低さがいい方向に働いているのかアプローチの仕方が異なっていて、作品毎の比較をする事は元より、(恐らくは)互いに意図せずして相互補完的な意味合いを作品が帯びている様に見える事等、全く同じ原作を同時期に複数の漫画家の手で漫画化し競演させる意味がはっきりと見て取れて面白かったですね。クラシック音楽での演奏家毎の個性の違いを楽しむ事と同様な面白さといえるでしょうか。逆に単体で読むとそれぞれがそれぞれで足りない部分も目に付くのですけどね。

電車男の漫画化に際して新潮社が(?)聊か無節操にも思える権利のばらまきを行った事は結果的にはそれはそれで悪くなかったな、という所でしょうか。
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by zefiro01 | 2005-05-22 14:59 | コミック

週刊モーニング感想

次号からは「チェーザレ」が本格連載開始だそうです。それでも月1ペースらしいですが。作者の惣領冬実が仕事場に当時のピサの市街を再現したジオラマを拵えた成果がいよいよ何時生かされるのだろうか?
常務 島耕作
インターネットにはインターネットで対抗だ!(煽り)
その実態は島の部下2人が中国人民の反日行動な書き込みに対して釘を差す書き込みを行うという、要するに(・∀・)ジサクジエーン
・・・
・・・
・・・
なんなんだこの展開は。
バーバーハーバー
ワッツさんの「ザ!薄毛スター」っぷりに打ちひしがれるマスターが可哀想すぎて、え~なぁ(メルへん)そして(薄毛の)男二人っきりの沈黙の2時間の気まずさにまた涙(笑)気持ちは判り過ぎるほど判るなぁ。
チーズスイートホーム
旗から見ればどこからみても逃げ場がなくなっているのにも関わらず洗濯ネットに収まってご機嫌のチーの表情がなんともいえずに可愛い。そろそろ2巻発売の告知がありそうな気がするんですけど、今の所音沙汰がないですね。
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by zefiro01 | 2005-05-19 06:03 | コミック

いくえみ綾 かの人や月,三宅乱丈 ぶっせん感想


かの人や月(1)(2)
祖父母に父母、3兄妹に犬猫という家族構成な羽上家の孫達の恋愛話を描いた漫画という事でいいのかな。1~3話での同一時間上の話を視点となるキャラクターを入れ替える事で描くといういわばザッピング感覚的な話の作り方が面白かった。同じ場所で時を過ごしていてもそれぞれの思惑や物語は明後日の方向を向いていて、それでもやっぱり繋がっている家族ってえ~なぁ(メルヘン)と思ったり。

その後の話でもエピソードの主体は家族全体だったり、兄妹達の恋人(になりたい人)だったりしていて出発点だった3兄妹の所には戻ってこないんですけど、その事が作中世界の広がっていく様というのかな、もしくは作中世界で描かれていない所が次々と埋まっていく感覚が心地よいね。

普段は少年・青年漫画ばかり読んでいるので話の作り方や間合いのとり方などが一々新鮮でした。面白かったです。

ぶっせん(1)
今では入手は困難かなと思っていたのですが、幸運にも新刊で入手できました。冒頭からの三宅乱丈の絵や発想のセンス、間のとり方・構図の選択等には魅せられぱなしで。坊主たちの大真面目な駄目人間ぷりに終始口元が緩み、声を出して笑う事もしばしば。三宅乱丈の面白さを改めて認識させられました。
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by zefiro01 | 2005-05-16 00:26 | コミック