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想い出の彼方 感想サイト編 その2

で、感想サイトを立ち上げる事になるのですがそれが2001年の暮れの事。

初心者なので、ぶっちゃけていえば他のサイトの作り方を結構参考にしました。
当時は丁度、侍魂が売れ始めた頃でフォントを弄って絶叫、というスタイルが一世を風靡した頃でしたし、当時の巡回サイトも感想サイト云々に関係なくその類のものばかりでした。それは当然のように自分のサイトにも反映されていて、プレイ日記という形で幾つかのゲームの叫び系感想を書いています。

それは後になると恥ずかしくなってかなりわかりづらい所からしかいけなくしましたし、個人の好みをフォントの強調で表現して見た目のインパクトと自己満足を満足させているだけのサイトが多くて辟易させられたのも事実です。それから何よりも重要なのは、叫ばなければならない程に特段に面白いか、特段に酷いゲームの数そのものが多くないという現実。

それでも何かを語った上で他人を魅了するとなると、対象となるゲームから内容以上のものを引き出して語りつくすだけの引き出しと筆力が必要になる訳ですが、流石に自分にもそのような才能はない、という事はすぐに痛感させられましたし、他所を眺めていた時に感じる
この感想は無理にさけんでるよなぁ」、と感じた時の脱力感をわざわざ自分自身の手で作り出す事はないよなぁ、と思ったり。

そういう意味では、演奏はつまらんと感じている時の宇野功芳の音楽評論のなげやりっぷりや、逆に、どう読んでも実際の演奏内容以上の事を書いている筈なのに、それは自体が芸として昇華されてしまっている風にも取れ、むしろそれを楽しみにしてしまっていたり、それ自体はそれ程面白いものではないような気がするけれど、それがうみだされた背景はとても面白い!聞いておくべきなのかも?と思わされる片山杜秀の評論のやり方は示唆にとんでいるのでしょう。ただどちらも違うベクトルに向かってつきぬけてしまっているので参考にすらならないのがつらい所ですが。

とう訳で、できるだけ私情をおさせてわかりやすく客観的に書こうとして結局は私情丸出しになるストーリーの通り一遍の概略とそれについての感想。本当はこんな事をわざわざ別項目として毎回書く意味ってあるのか?とずっと思っていた「システム」「CGの質と枚数」「サウンド」「エロ」について例によって客観を装いたいという希望とは裏腹に結局は私情丸出しの文章を書き、そして点数をつけるという、どこにでもあるサイトが出来上がりました、という次第です。

ただ最近になってですが、無難に、丁寧に、詳細に分析的に私情を極力見せないで得々と書き連ねて「すばらしい考察ですね」と賞賛を浴びながらも、結局はamazonでお買い物をしてね!という裏や戦略が見えすぎるサイトやBLOGを腐るほどみたせいなのか、最近では独りよがり上等の直球勝負で**萌え!**(声優名)が損な役目を振られている!ムキー!(でも、amazonでお買い物をしてね!)というサイトの方が行幾分かは良心的なのではないか、と思うようになっていたりしてます。疲れているんでしょうか?

当時、印象の強かった感想サイトを幾つかあげてみます。
「兄貴の館」(閉鎖)
説明不要の超大手ですね。感想サイトではなく、エロゲ感想もあるテキストサイトですが、サイト管理人鎖兄貴氏の、痛い自分を演じる能力や、痛い自分をみられる事に対しての自覚の持ち方、もしくは自己プロデュース能力というのは、批評をするという行為の一般に通じる大事な要素だと思います。詳細に書いているわけもでないけれど、このゲームのここが面白い(つまらない)と自分は伝えたい、と狙いを絞った上で面白いテキストを書けるのは強み、といってもいでしょうね。ちなみに自分が、エロゲ復帰2作目となったPortraiをプレイするきっかけとなったのがここの感想。誰かの感想が購入の決定的な後押しになったという意味ではここと先述の「えすぺらんざ」です。そういう意味でも想い出があります。

「エロゲで馬っ気」(閉鎖)
なぜエロゲで競馬?なのかという疑問に負けた。内容的には他と比べてそれほど突出しているとは思わなかったけれど、トップページも見栄えがあって、サイトは覚えられてなんぼだろう、という意味での良サイト。

そういえば、少年ジャンプの感想サイトの話ですが、昔「神奈川で唯一の少年漫画感想サイト」という名のサイトがあって、そこのサイト名を見る度に浮かぶ、「なんで神奈川なんだよ!」「なんで唯一を名乗ってるんだよ!」という疑問が頭から離れずに何週間か通った経験があります・・・。ジャンプの感想に関しては内容を語る以前に分量がまったくないサイトだったのですが

「俺正」(閉鎖)
2chの「レビューサイトをレビューするスレ」で割と唐突にはじまったような気がする、一人の人間による複数サイトのレビュー。最後には「俺正」のレビューを書き、実はそれが自分のサイトを自分で評したものだと明かしスレ住人の度肝を抜いて締めくくるという離れ業をやってのけたたろさ氏のサイト。

よい意味で好きな風に書いているなぁ、という印象でゲームの内容とは関係のないあさっての方向に話が流れることもしばしばですが、そういうスタイルは結構好きだったりします。今度はどういう風に話をもっていくのだろう?という面白さやうまい事のせられてやろうかと思わせる力があるかなと思ってます。前のエントリーで書いた、自分が尊敬している人はそういう書き方が得意でしたし、これは好みなのかも。

「POSHBOY」
ライジングインパクトの感想サイトだと思って通っていたら、いつの間にかエロゲ感想がコンテンツ化されていたと知ったときの俺の衝撃といったら・・。自分も当時の日記でライジングインパクトについてのそれなりの感想を長文で書いてたのでね、どれだけ世界が狭いんだよ!と、思いましたよ。いやすぎです(笑)

分類するなら腐女子系で私情全開型。スタイルとしてはあまり好きではないはずだけrど、ここの感想は嫌いじゃない。感情を出すべkところと抑えるべきところは弁えている印象かな。日記、感想サイトとしてテキストを書く事になれているるという印象です。

続く・・・んでしょうか?
by zefiro01 | 2007-02-19 06:16 | ゲーム


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