ラジアータストーリーズ 感想


ラジアータストーリーズ
機種:PS2 発売元:SQUARE ENIX ジャンル:RPG
発売日:2005/01/27 定価:8190円
評価:★★☆

人間編を終了させ妖精編の途中までクリア。隠しダンジョンでヴァルキリー(ヴァルキリープロファイルの主人公)を仲間にした所までプレイしました。中盤までの仲間探しとクエストで色々と駆けずり回ったので(いや、ジル・オールみたいなゲームが結構好きなもので)プレイ時間は40時間以上は掛けていると思うけど、仲間探しの部分を省略して考えると、当初の予想や設定から想起されるのとは違った偉く短い尺のゲームだと思う。ダンジョンの数・規模・難易度もそこそこで急ぎプレイをするなら20時間以内で終わるような気がします。

シナリオの設定自体は壮大ですけど、流して描いている部分が結構あって勿体無い印象ですしし、何より主人公がその辺りの事をスルーしてしまっているのでプレイヤー側で色々と補完していかないと主人公やリドリーの行動の説得力が伝わりにくいかな、と感じました。ちょっと勿体無い。

ゲームの作りとしてはキャラクターやシナリオを見せる事に重きを置いているように思うけれど、一番楽しめたのはクエスト探索や仲間厚めだったようにも思える。集めること自体の面白さも勿論あるけれど、中には主人公の姉だとか病院の受付の娘のように全く役に立たないキャラクターもいるけどキャラ毎の戦闘アクションを眺めているのは結構楽しいですね。幻水3のような3D5頭身キャラですけど、あちらよりも動きは細かいですし可愛らしかったりコミカルだったりとバリエーションが豊富。ヴァルキリーのスライディングはかなり壷でした。それから、戦闘画面左下墨にキャラクターのバスとアップ絵と台詞が表示される演出も結構好きかな。主人公がしょぼい行動をすると苦情がどんどん飛んでくる所が素敵。

ちょっと変わっているなと思うのは、集めた仲間キャラクターの装備やスキルの変更・カスタマイズが一切出来ず、仲間キャラの成長はパラメータのみという点かな。能力は低いけれどスキルとアイテムで補正して・・・なんて手は使えないある意味残酷な仕様。登場キャラクターが多い分、スキル等の差でキャラクターの個性化を図ったか、あるいは新規スキルや新規装備を加えた場合のキャラクターモーションの追加や外見変更のための差分を節約する種の仕様かな。

シナリオは中盤の選択肢の結果によって妖精編と人間編の二つに分岐します。シナリオの流れとしては妖精編への誘導を促しているような個所がそこかしこに有るのですけど、こちらを選んだ場合、妖精と人間間の戦争という状況下で、ヒロインであるリドリーを守る事を選択する事で街で出会った仲間、ひいては人間達との別れを選ぶ事とイコールになる、という事で、これまで集めてきた妖精以外の仲間が全員失われるという強烈なペナルティ(?)が付いてきます。自分は最初はリドリーを追いかけて妖精編にいくという選択肢を選びかけたのですけど、上記の条件に腰が引いてしまって結局人間編を選んだりしてます。

他のゲームの場合だと、上記のように主人公が最初に属していた所属を離れるケースでは、イベント上重要なキャラクターを除いては主人公+仲間で行動していくものが多いだけに身一つで転進する「ラジアータ」は結構新鮮でした。多分に、人間側世界では登場キャラクターがタイムテーブルに則って行動を行うようになっている為、主人公の仲間になったキャラクターだけを妖精側世界に移して同じような行動を行わせた場合、システム&リソースの部分で問題が発生しそうだから現在のようなしようになったのではないか、というのが自分の推測です。結果的に妖精側では人間の仲間キャラクターはついてこない、というのはシナリオを選択させる場合でのいいバランス調整になっているような気はしますけどね。

戦闘に関しては、主人公操作は左スティック、攻撃は○ボタンで予め設定しておいた技を最大5連続で発動というシンプル仕様。パーティメンバーも基本的には自動行動で時に主人公が命令を下すという形で、テイルズシリーズやVPのような2D真横視点タイプのゲームの戦闘を3D化させましたという印象。ただし3D化させた事で案の定というべきか戦闘の爽快感は損なわれてしまったまった感は有ります。敵が強い場合はそこそこやる事もあるのでさほどには感じないのですけど、雑魚戦の場合は、従来のゲームなら一瞬で済んだはずの戦闘でも、移動させる手間と移動の時間が掛かってしまう為結構鬱陶しく感じる。時間にすれば一秒か二秒の違いだとしてもそこから受けるストレスというのは結構違うよね。もうちょっとさくさく遊びたかったです。

ついでにいうと、このゲームの場合敵キャラクターとのエンカウンとがMAP上の一本道上に存在するモンスターのシンボルと自キャラの接触という条件で行われるのだけど、道が狭かったり出会い頭だったりして避けられないケースが結構在るんですよねぇ。戦闘離脱はアイテムを使用という条件ですし微妙に不親切。

不親切といえば、セーブポイントが異常に好くなかったり(というか特別な場合を除いては自宅のみ)、しかもシナリオ進行の為のフラグがセーブポイントと一緒に存在しているケースが多いので、うっかりセーブしようとするとシナリオが進行してしまったりするケースが有る等、何故そうなっているのか良くわからない設計はなんなおでしょうか。シナリオが進むと仲間にならないキャラクターがいたりするので時々そのトラップにはまってました。

全体的には、つまらないと言う程でもないけれど、もっと面白く&快適に遊べたであろうという勿体無いゲームといった所でしょうか。舞台設定やグラフィック、キャラクターなんかは結構好きなんですけどね。なんとも惜しい。それかた玉置成美は幾ら声優が本職ではないとはいえ、ほんの一言二言くらいはちゃんと喋るべきかと(笑)
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by zefiro01 | 2005-02-25 00:00 | ゲーム


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